尖圭コンジローム
尖圭コンジロームとは、「ヒトパピローマウイルス(HPV)」に感染することで発症する性感染症(STD)です。主に性行為によって感染しますが、皮膚や粘膜の傷口からも感染するため、公衆浴場などでも感染することもあります。尖圭コンジローマにかかると、性器や肛門のまわりにニワトリのトサカ状(カリフラワー状)のイボなどができるため、比較的感染に気づきやすい性感染症であると言えます。
男性は、ペニスや亀頭部分の根元、包皮の内側部分や皮膚に小さいイボができほっておくと大きくなります。痛みはないです。女性は、小さいイボ状のものが小陰唇の内側、大陰唇や膣口、肛門の周りにでき、膣内にも増殖して行きます。多少の違和感を覚える程度です。症状が進行していくとイボ状のものが増えてカリフラワー状になり、外陰部全体が腫れあがります。そして、かゆみ・熱・排尿痛・性交痛・歩行時の痛みが症状として出てきます。
※辻野医院では、性病の診察は男性のみとさせて頂いております。
女性の方は婦人科の診察をお勧めします。
尖圭コンジロームの検査
ほとんどは臨床診断で判断できます。
尖圭コンジロームの治療法
ウイルス性の疾患です。できるだけ早く見つけて、外用薬(軟膏)を塗ったり、凍結凝固や電気メスで焼灼するのが最適な治療法です。ただしイボが消えてもまだ潜在感染している可能性もありますので、最低3ヶ月間は再発がないことを確認する必要があります。
尖圭コンジロームの潜伏期間 | ・1~2ヶ月程度 |
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尖圭コンジロームの症状 | ・性器や肛門のまわりにイボがある ・唇や口の中にイボがある ・ニワトリのトサカ状(カリフラワー状)のイボがある |
尖圭コンジロームの検査 | 患部からウイルスを採取して検査します。 |
検査可能な時期 | 症状が現れており、ウイルスが採取できる状態なら検査が受けられます。 |