性器ヘルペス
ヘルペスとは、「ヘルペスウイルス」に感染することで発症する性感染症(STD)です。主に性行為によって感染しますが、通常の性行為だけでなく、オーラルセックスで感染するケースもあります。治療により症状を抑えることはできまずが、原因菌を死滅させることはできないため、体調不良、疲労、ストレス、生理(女性の場合)などが原因で再発する方もいます。
感染後、2~10日の潜伏期間ののち発症します。陰部に小水泡が出現し、3~5日後には水泡が破れて潰瘍になり、痛みを伴ない、その状態が2~4週間ほど続きます。やがて症状は自然治癒することが多いのですが、この潰瘍から二次感染と言って他の菌が侵入し、粘膜下に炎症が拡大することもあります。また、しばしば再発をくり返すことがあります。
※辻野医院では、性病の診察は男性のみとさせて頂いております。
女性の方は婦人科の診察をお勧めします。
性器ヘルペスの検査
さまざまな検査を組み合わせるのが一般的です。血清抗体測定や抗原検出法があります。
性器ヘルペスの治療法
内服薬、外用薬(軟膏)を使用します。ただし体の抵抗力が弱った時に再発の可能性がありますので注意が必要です。
ヘルペスの潜伏期間 | ・2~7日程度 |
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ヘルペスの症状 | ・性器のまわりに水ぶくれができる ・お尻のまわりに水ぶくれができる ・太腿のリンパ節の腫れ・痛み |
ヘルペスの検査 | 血液検査を行って感染の有無をチェックします。 |
検査可能な時期 | 症状が現れており、ウイルスが採取できる状態なら検査が受けられます。 |
ヘルペスの原因菌を死滅させることはできないため、薬でウイルスの増殖を抑えるなどの治療を行います。